2008年06月16日

(9)覚醒を期す

 先週末の明治大学との定期戦で、ファイターズの今春の試合は事実上、終了した。もちろんこの後も、社会人のサイドワインダーズとの試合やニューエラボウルもあるから、シーズンが終わった訳ではないが、チームとして一つの区切りがついたことは確かである。
 ここまでの足取りをチームのトップは、どう受け止めているのか。明治戦終了後に鳥内監督と早川主将に、短い時間だが話を聞く機会があったので、その一部を紹介したい。
 まずは、数人の記者に囲まれてインタビューに応じていた鳥内監督の言葉から。
 「オフェンスの仕上がりはどうですか」
 「練習不足です。もっと練習せなあきませんわ」
 「それはQBのことですか」
 「いや。QBもWRもです。もっと『オレがやる』という強い気持ちをもってやらなあきません」
 「4年生がリーダーシップを持てと言うことですか」
 「いや、4年生に限らず、3年生でも2年生でもいい。『オレがやったる』という強い気持ちで取り組むヤツがどれだけ出てくるか、です。まだ、みんな取り組みが甘いですわ」
 相変わらずの辛口である。記者は、この日の明治戦の結果について質問していたようだが、監督としては、この春のファイターズの取り組み全般を振り返り、ファイターズの全員に投げかけた言葉だったのだろう。現場を預かり、毎年毎年、懸命に育てた卒業生を送り出し、代わって、新しい戦力を鍛え、新しいチームを作って「日本1」に挑戦している監督ならではの発言だった。
 早川主将の言葉も似たような内容だった。
 「お疲れさん。あの強力なランニングバック3人を並べた明治のオフェンスを止めるのは厄介やったと思うけど」
 「強かったですわ。前半、互いに点が取れなかったから、どこまで辛抱できるか。我慢比べでした。なんとか我慢できました」
 「でも、ディフェンスは試合ごとに成長しているように見えるけど」
 「いや、まだまだです。気持ちがついてきていません。もっともっと強い気持ちで、真剣に取り組んでいかなあきません」
 確かに、昨年のファイターズは立命を破り、甲子園ボウルを制覇し、ライスボウルで松下電工を相手に「史上最強」のパスオフェンスを展開してくれた。けれども、それはあくまで昨年のチームである。「オレがやってやる」という強い意志を持ち、それを練習でも試合でも体現し続けた4年生が何人もいたからである。そんな4年生に負けじと、下級生が奮い立ったからである。双方が相まって、あの素晴らしいチームが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのである。昨年のチームで戦ったメンバーが残っているから、今年もそこそこやれるだろうというほど、現在のアメフット界は底の浅いものではない。
 それどころか、立命や日大はいうまでもなく、昨年、ファイターズと対戦したすべてのチームは、昨季の雪辱を誓って必死懸命の努力を重ねているのである。日大戦は見ていないけれども、今春、対戦した関大や明治の戦い方を見ていると、その懸命さがひしひしと感じられた。巧妙な守備でファイターズのオフェンスを翻弄し、わずか3点しか許さなかった関大の気迫のこもった戦い方。3人の強力なランニングバックを中心に、徹底的に肉弾戦を挑んできたこの日の明治。学生相手の春の試合に、全力でぶつかり、本気で戦ってくれた松下電工。もちろん、ファイターズの前に、まだ姿を見せていない立命も、虎視眈々と牙を研いでいるに違いない。彼らこそ、2年連続の苦杯を成長へのエネルギーに変え、いまや遅しと秋に備えていることは、想像に難くない。「オレが甲子園に連れて行ってやる」「オレが東京ドームで勝たせてやる」という、強い意志を持って取り組んでいる選手は5人、10人ではきかないだろう。日大にしても、法政にしても、事情は同じであるに違いない。
 そんなチームを相手に戦うのである。そのすべてに勝たなければならないのである。監督や主将が「練習が足らん。オレがやるというヤツがどれだけ出てくるか、や」「気持ちがまだまだ出ていない」と、危機感を抱くのは当然だろう。
 春が終わり、前期試験、夏場の走り込みを終えれば、夏の合宿である。この苦しい時期、ファイターズの面々がどれだけ気持ちを込めて取り組むか。自らの使命を自覚して立ち上がるか。覚醒を期待したい。
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2008年06月09日

(8)練習は裏切らない

 この2週間、週末は連続して近親者の法事。当初の日程では、日大戦と松下電工戦がまともにかぶって、どちらも観戦できないとあきらめていた。横浜で開かれる日大戦は、さすがに無理だったが、幸い、近場で開催される松下電工戦はスケジュールをやりくりして何とか観戦できた。
 そこまでして出掛けた松下電工戦。結果からいうと「うれしさが半分。残りの半分はため息」だった。
 ため息の部分は、公式ホームページで語るような事ではない。僕自身の個人的な感慨でしかないし、それを公にすることにはためらいがある。また書ける機会があるかもしれないということにして、今回はうれしい話だけを書きたい。勝手な言い草だが、お許しを願いたい。
 うれしい部分。それはディフェンスの諸君が成長の跡をしっかりと見せてくれたことである。
 まず、ラインの動きがよかった。あの松下電工の大型オフェンスライン(ファイターズOBの生田君=190cm、110kgが普通サイズに見えるといえば、その大きさが想像できるだろう)を相手に、一歩もひるむことなく、終始、果敢な突進を見せた。公式記録が伝えるQBサックの数字(黒澤1.5回14yds、平澤1.5回13.5yds、早川0.5回3.5yds、川島0.5回4yds)を見ただけでも、彼らがどれだけ相手を悩ませたか、想像できるはずだ。学生相手の秋のリーグ戦でも、1試合に4回もQBサックを記録できることはそうそうあることではない。ましてやこの日の相手は日本1の座に君臨する松下電工。体力的にはるかに上回る彼らを相手に、12分計時の試合で、4回もQBサックを記録したのだから大変なことだ。それもLBやDBが2列目、3列目から狙い澄ましてブリッツをかけたのではなく、1列目のラインメンがボールがスナップされた瞬間に相手の壁を突破して仕留めたところに意義がある。
 2列目のLBの動きもよかった。立ち上がり、一瞬の隙を相手RBに突かれ、独走タッチダウンを許した場面以外は、しっかり相手をカバーしていた。ラインの面々ほどの派手さはなかったけれども、古下と坂戸を中心に、しっかりと役割を果たしていた。
 成長の跡がとりわけ目立ったのがDB陣である。2本のインターセプトを奪った徳井、前半、執拗に相手ボールキャリアに絡んだ深川を中心に、厳しいタックルで相手の動きを封じた。昨年までほとんど試合に出ていなかったCBの面々、つまり3年生の頼本、2年生の三木、福田らも懸命に相手レシーバー陣に食らいついた。長谷川、下川というエースレシーバーが出場していなかったことを割り引いて考えても、大きな自信になったに違いない。
 なんせ、守備陣はあの松下電工を相手に、2本しかタッチダウンを許さなかったのである。もちろん春の交流試合だからとか、フルメンバーをそろえた真剣勝負じゃないからとかいう人もいるだろう。
 でも、試合を間近で見ている限り、出場した松下電工の選手は誰一人手を抜いているとは見えなかった。例えば、ファイターズがタッチダウンした後のキックを、相手主将山中が身を挺してブロックし、それを拾ったDB小路がそのまま90ヤード近くを走りきって2点を獲得したプレーがその証拠である。試合終了4秒前、最後のプレーでエースRBの石野に必殺のパスを通したQB高田のプレーコールもまた同様である。
 思わず熱くなってラフプレーを連発した電工の選手もいた。その選手が反則をとられたのは1回だが、学生チームを相手に見苦しいほど逆上したプレーをしている彼を鏡にして、僕は彼らが本気でファイターズに挑んでいることを感じ、同時に、相手を悩ませるファイターズの戦いぶりを見たのである。
 ディフェンスの面々がここまで成長したのには、もちろん理由がある。一言で言えば、彼らが高い目的意識を持って、質の高い練習をしているからである。とりわけDBの諸君は春先から、4年生が率先して密度の高い練習を続けていた。メンバーの集中力、元気の良さは、僕のような部外者の目にも明らかだった。
 彼らがキビキビと効率よく練習メニューをこなしているのを見るたびに「まるで、去年の三原チームのようだ」と思った。QBの三原とWR陣がチーム練習のはるか前から、自分たちのパートの練習を高い意識と行動力で続けていた光景を連想したのである。
 その成果の一端が表れたのが、松下電工戦である。練習は裏切らない。確固たる目的意識を持ち、質の高い練習を続ける限り、道は開けるのである。逆に、同じように練習に時間を割いても、自分に甘く、質の低い練習に甘んじているようでは、いつまでたっても成長はおぼつかない。以て瞑すべし、である。
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2008年05月26日

(7)若者は「希望」である

 いつの時代、どんな状況にあっても、子どもは「未来」であり、若者は「希望」である。
 中国の大震災で阪神大震災の10倍を越す人々が犠牲になり、ミャンマーのサイクロンで数知れぬほどの命が失われたことに私たちの心が痛むのは、その圧倒的な被害の大きさもさることながら、そこに理不尽にも未来を絶たれた子どもや若者が限りなく含まれているからである。
 もちろん、働き盛りの人の命も、お年寄りの命も、決して失われていいものではない。天災であれ、人災であれ、理不尽に奪われてよい命なんて、ただ一つもあるはずがない。
 けれども僕にとって、若者や子どもの命が失われることがとりわけ残酷に思えるのは、それが子どもや若者の命を奪うだけにとどまらず、生き残った人々の未来を閉ざし、希望までも奪ってしまうからである。
 逆に言えば、未来を信じ、希望を確信できれば、人はどんな苦境に置かれても、再び歩き出すことができるのだ。太平洋戦争でぺしゃんこになった日本が、戦後、奇跡の復活を遂げ、世界でもまれな繁栄を謳歌できたのは、そこに大勢の子どもがおり、未来だけは確信できたからだと、僕は思いこんでいる。
 いささか大げさな物言いだが、ファイターズにおいても、事情は同じである。昨年の日本1を支えたメンバーの多くは卒業していったけれども、未来を担う下級生や新入生がいる限り、明日に希望が持てるのである。
 話は恐ろしく遠回りしたが、本題に入る。先日の甲南大戦である。
 ファイターズはあの試合で、これまでほとんど出場機会のなかった2年生や1年生をどんどん登場させた。もちろん、4年生のメンバーも出ていたが、先日の関大戦やその前の日体大戦に先発したメンバーは、大半がお休みだった。
 先発QBは2年生の加藤。それを支えるOLには鈴木優、高田、酒井、宋の2年生が並ぶ。昨年、顔見せ程度には試合に出たことはあっても、スタメンは初めてというメンバーばかりである。WRこそ、昨年から試合に出ている金村、萬代、松原が並んだが、先発のTEもRBも、ほとんど公式戦の出場経験のない垣内と久司が務めた。
 ディフェンスも同様である。3年生のDL藤本やLB三村は大学に入ってからアメフットを始めたメンバーである。2年生のDL佐藤は大学に入学して1年間はリハビリに明け暮れ、練習もままならなかった。同じ2年生のDB三木、善元、DL平澤は、それぞれ昨年から試合経験があり、大活躍をしたけれども、今季は初登場である。
 これに、交代選手として、関西リーグの1部チームと対戦するのは初めてといってもよいような面々が次々と登場した。オフェンスでは、それぞれ加藤からタッチダウンパスをキャッチした2年生のWR西山、尾崎、5回の捕球で85ヤードを稼いだWR春日。RBでは同じ2年生のRB稲村の活躍が光った。
 QB加藤も、立ち上がりこそガチガチに緊張していたようだったが、経験豊富なWR萬代や松原にパスを通してからは落ち着いたプレーを展開した。とくに後半、センターが交代してスナップが安定してからは、雨の中、ゴムのボールを使っているとは思えないほどの安定したパスを投げ続けた。
 1年生も、才能のきらめきを見せてくれた。中でも自陣35ヤード付近で加藤からピッチを受け、そのまま左オープンを一気に65ヤード独走してタッチダウンを奪ったRB松岡の走力、後半センターに入って安定したボールを出し続けた谷山の活躍が目立った。
 ディフェンスも負けてはいない。DLの藤本や平澤は、天分を感じさせる素早い動きを見せたし、昨年から活躍しているDBの三木や善元の突き刺すようなタックルも光った。2年生DBの福田も、素早い身のこなしでインターセプトを奪った。
 1年生も活躍した。前半からDLに入った東元が落ち着いたプレーで先輩たちに遜色のない動きを見せたし、後半の数プレーだけだったが、DBの香山、土橋、降梁も寄りの早さを見せて、才能を感じさせてくれた。
 こうして名前を挙げていくと、それだけで行数が一杯になりそうだが、他にもチェックしなければならない選手が何人もいた。個人的な理由で注目していた2年生LBの松下は強烈なタックルでアピールしてくれたし、1年生WRの赤松も非凡な所を見せてくれた。
 このような新戦力が次々に登場したファイターズ。相手が1部リーグに昇格したばかりとはいえ、実力のある甲南大ということを考えると、未来に大いなる期待が持てそうだ。雨の中、伸び伸びと走り回った新戦力は、ファイターズの希望である。
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2008年05月21日

(6)背水の陣

 このところ「太平記」にハマっている。鎌倉時代末期、北条政権の崩壊から後醍醐天皇による建武の中興とその崩壊、足利政権の確立と南北朝の対立。昔、日本史でちらっと習った時代を延々と描く「軍記物」と呼ばれる物語である。
 後醍醐天皇、大塔宮、楠正成、新田義貞、足利尊氏、赤松入道、佐々木道誉、北畠顕家らの有名人をはじめ、歴史にチラッと名を残すのみの無名の英雄たちの戦いと権謀術数。知略の限りを尽くした戦いでは、指揮官のちょっとした判断ミスが敗戦を招き、功名心に駆られた兵士の不用意な動きで戦局が一気に転換する。失意の逃避行、あるいは裏切りとその結末。声に出して読みたいほどのリズミカルな文章は、読めば読むほど味がある。底の浅い現代小説よりはるかに面白い。
 ご存じの通り、実際の歴史は勝者と敗者が何度も入れ替わるのだが、面白いのは「勝てる態勢」を作った側がしばしば敗れ、圧倒的な劣勢に立たされた側が知略と勇気で活路を開いていること。読み手を楽しませるサービス精神から、話を思い切り誇張している点もあるのだが、それにしても絶体絶命の「崖っぷち」に立たされ、「背水の陣」を敷いた武者たちの奮戦ぶりには感動させられる。
 ところが先日、エキスポフラッシュフィールドで行われた関大との試合では、そういう「背水の陣」を敷き、絶体絶命の場面に臨んでいるという緊張感があまり伝わってこなかった。
 まだ春のシーズンが始まって2戦目。チームとしての練習が不足し、プレーの精度が上がっていないこと、アンダー19の代表に選ばれた若武者たちが出場していないことなどの影響もあったのだろうが、どうひいき目で見ても苦戦だった。
 とくにオフェンスが苦しかった。パスが思うように通らないし、ランも進まない。せっかくダウンを更新しても、敵陣まで攻め込めない。それどころか、QBが相手守備陣に追い詰められる場面も少なくなかった。日体大を相手に52−0で勝った初戦とは、フィールドの景色が何もかも違って見えた。
 相手守備陣の準備がよかったのか。それともラインとバックスの連携がうまくいかなかったのか。レシーバーの捕球練習が不足していたのか。QBのパスやタイミングが微妙にずれていたのか。
 多分、それらの要素がすべてからみあった結果が、1本のタッチダウンもとれなかったということだろう。課題は山積である。
 そんな中で、唯一といってもよい見せ場が、0−0で迎えた第3Qの後半、エースQBの加納君に代わって幸田君が登場した時に訪れた。
 自陣29ヤードから始まった攻撃。幸田君はWR太田君、WR金村君に連続してパスをヒットさせ、一気に関大陣に入る。RB久司君のランプレーをはさんで、さらにTE垣内君、WR柴田君へのパスを続け、わずか8プレーで、関大ゴール前16ヤードに迫った。
 しかし、ここからが遠い。第3ダウン残り2ヤードが進めず、K松本君のフィールドゴールで3点を挙げるにとどまった。
 この8プレー、いや最後のダウンを更新できなかった3プレーを含めた11プレーに、ファイターズの現状がいい意味でも悪い意味でも集約されていたように僕は思えた。
 一つは、最終学年を迎えた控えのQBが登場したことにより、他の選手たちが「幸田を男にしよう」と奮起したこと。二つ目は才能がありながら「4年生で控え」という状況に追い込まれたQB自身が「絶対に見せ場を作ってやる」と集中してプレーをしたこと。三つ目は、それでもタッチダウンがとれなかったことである。
 たしかに幸田君が登場した途端に、チームの雰囲気は一変した。次々にパスをヒットさせるQBをラインが必死で支える。レシーバーは確実にパスを確保し、RBは果敢に相手守備陣の壁に突進する。それらがかみ合って、陣地が進む。集中力さえ保てれば、力のあるチームであることはよく分かった。
 けれども、一つ歯車が狂えば、たった2ヤードが進めない。その状況を突破する「猪武者」もいない。
 残念ながら、これがファイターズの現況である。この現実を「わがこと」と受け入れ、チームに属するすべての人間が自らの役割、責任を果たさなければ、状況は突破できないだろう。そのためには練習あるのみ。目的意識と責任感を持って質の高い練習に取り組み、試合に臨むしかないのである。
 それができれば、道は開ける。そのことを確認できたことが、この日の収穫だと僕は思っている。
posted by コラム「スタンドから」 at 05:24| Comment(1) | in 2008 season

2008年05月07日

(5)最良のリクルート活動

 上ケ原のキャンパスにも甲山にも、新緑が沸き立っている。ポプラやクス、ケヤキやコナラの新芽は日に日に色を濃くし、5月の陽光にきらめいている。木陰に入って梢を見上げれば、緑が滴になって降ってきそうな気持ちにさえなってくる。野と山、街路樹と庭木の区別なく、みんなが申し合わせたようにムクムクと命を育んでいる。この時季の青葉、若葉には、自然の持つ果てしないエネルギーが感じられる。俳句に「山笑う」という季語があるが、この季節の山は本当に体全体で笑っているようだ。
 その昔、梶井基次郎が「桜の樹の下には屍体が埋まっている! これは信じていいことなんだよ」(桜の樹の下で)と書いた桜の華やかさとは、明らかに違う。桜は満開を待ちかねたように、花吹雪になって散ってしまう。江戸後期、良寛和尚が詠んだ「散る桜 のこるさくらも ちるさくら」である。咲き方が豪華であればあるほど、見る者に人の世のはかなさを感じさせる。
 けれども、新緑はひたすら勢いがよい。日に日に緑が濃くなっていく若葉を見ていると、見ている方までが元気になる。よーし元気よく行こう、今日も力いっぱい生きてみようという気持ちがムクムクとわき起こってくるのである。
 前書きがとんでもなく長くなった。本題に入ろう。今日はこの季節と同様、ファイターズをムクムクと元気にしてくれるエネルギーにあふれた新入生、グリーンボーイたちの話である。
 今年もファイターズには、将来を背負って立つに違いない魅力的な1年生がどっさり入部してくれた。上ケ原の第3フィールドには、スポーツ推薦、高等部や啓明学院からの進学組を中心に、新しい顔ぶれが次々と登場し、フレッシュマンのメニューをこなしている。
 まだ、だれもゲームにデビューしていない段階だから、この場で個々の名前を挙げるのは控えるが、近年の1年生にはないほどの体格に恵まれた選手が何人もいる。めちゃくちゃスピードのあるランナーもいる。QBをはじめ、WRにもLBにも、いかにもアスリートというにおいのする選手がいる。気の早いファンが早くも「早川2世」と噂しているDLもいる。
 動きや体だけではない。話をしてみると、芯の強さを感じさせる選手が少なくない。昨年の夏、スポーツ推薦入試に挑戦した彼らに、小論文を指導したときの言動や、大学に入学してからの言葉のはしばしに、それはうかがえる。それが心強い。
 もちろん、欲を言えば切りはない。実際、ファイターズからの誘いを断って、ライバル校に進学した選手もいるそうだ。素晴らしい素質を持って入学した選手がすべて、順調に成長してくれる保証もない。
 けれども現実には、これだけの選手が目の前に集まっている。地道なリクルート活動の成果である。関西大倉から5人、佼正学園から3人がきてくれたのでも分かるように、高校の指導者にファイターズの評価が高まっていることも大きい。これまでファイターズとは縁のなかった高校から有望な選手が入学してくれたのも、いつもは入部が遅くなりがちな高等部から早々と有望な選手が参加してくれているのも、同じ文脈で考えたい。
 近年、ファイターズの評価が高くなったのは、なんといっても、チームとして誰もが認める成果をあげているからだ。2年続けて強敵・立命を破って関西リーグを制し、甲子園ボウルやライスボウルで日本のアメフット史に残る激戦を見せてくれたからである。勝つことはもちろん、アメフットを志す少年たちの心に焼き付くシーンをいくつも演出してくれたからである。
 つまり、全国の高校生、場合によっては中学生たちが「ファイターズでアメフットをやりたい」と思ってくれる試合を実現することが、最良のリクルート活動になるのである。それは、誰もが認める素晴らしいチームを作ることであり、また勝ち続けるチームを作ることでもある。一人一人の部員にとっては卒業後、社会人として人一倍活躍できる人間に成長することでもある。
 そう考えると、責任は重い。けれども、自分たちの活動がすべて、未来のチームづくりにつながっていると思えば、それもまた幸せなことではないか。
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2008年04月21日

(4)初戦の「収穫」

 19日、待ちに待った2008年のシーズンが開幕した。今季の開幕戦は、日体大とのKGボウル。例年通り、新入生を歓迎する大学の行事として行われた。
 結果は52−0。スコアだけを見ればファイターズの圧勝である。大挙して応援に駆けつけた啓明学院中学や中学部に入学したばかりの子どもたちも、前半から次々と得点を重ねていくファイターズの奮闘ぶりに、満足げな表情だった。パスで362ヤード、ランで168ヤードを獲得したオフェンス。相手に200ヤード以上進まれながら、最後まで得点を与えなかったディフェンス。それらは初めてファイターズの試合を見た子どもたちに、大いなる満足感を与えたに違いない。試合の半ばから、攻守ともどんどん新しい戦力を投入し、経験を積ませることができたのも収穫だったろう。
 けれども、本当に圧勝といって喜べる内容だったのだろうか。
 確かに、QB加納からWR太田に投じたタッチダウンパスや、同じく加納からWR中井への69ヤードTDパスは見応えがあった。高等部時代からコンビを組んでいる仲間ならではのパスであり、キャッチであろう。パスを受けてからの二人の鮮やかな走りっぷりも、センスを感じさせた。後半から出場したQB浅海の切れのよいランも、学生チーム相手には大きな脅威になりそうだ。先発メンバーの大半が卒業し、再建色の濃いオフェンスラインは、2年生や3年生を次々に投入したが、それぞれ無難に役割をこなしているように見えた。稲毛、河原、平田と昨季のスタートメンバーが丸ごと残っているRB陣も全員、元気な姿を見せてくれた。これに当たりが強く、走れる副将・石田が復帰してくれば、昨年以上に強力なランプレーが展開できるはずだ。
 守備陣は、昨年のスタートメンバーの大半が残っている。副将のLB佐藤、DL國方の穴をほとんど感じさせない。主将の早川を中心にした1列目、4年生になった坂戸を中心にした2列目は、よくまとまっている。副将・深川と徳井がはつらつとしたプレーを見せた3列目は、近年になく充実しており、期待できそうだ。
 これに、この日は出場させてもらえなかったU19の日本選抜チームで活躍したメンバーが加われば、相当、層の厚いチームになりそうだ。「今季も大いに期待できる」と、このコラムをお読み頂いているファンの方々に報告したいところである。しかし、正直に言うと、スタンドから見る限り、いま一つ納得のいかない戦いぶりだった。
 なぜ納得がいかなかったのか。抽象的ないい方で申し訳ないが、攻撃に物語が感じられなかったのである。ゴール前の短い距離がなかなか進まない。捕れそうに見えるパスを簡単に落とす。そういう場面が印象を悪くしたのかもしれない。あるいは、昨季、シーズンが深まるにつれて、どんどん成長し、信じられないような攻撃シリーズを連発してくれたチームの残像が残っているからかもしれない。シーズンが始まって最初の試合という条件も考慮に入れなければならないだろう。
 それらの事柄をすべて勘定に入れても、僕には攻撃にシリーズとしての物語がなかったという点に不満が残る。相手がもし、強力な守備陣を備えた立命や日大、社会人だったら、こうは簡単には進ませてはくれなかったのではないか、という疑問が頭から離れなかったのである。
 ディフェンスも同様だ。個々の選手は目立っているのに、チームとして相手を完封したという印象は、最後まで持てなかった。逆に、立命や日大、社会人が相手なら、ボコボコにいかれていたかもしれないという不安感が先に立った。それは心配性な僕だけの感想だったのだろうか。
 試合後、思い切って鳥内監督にその辺の事を聞いてみた。
 「見ての通りです。あきませんわ」。いつもの通りぶっきらぼうな話し方だが、採点は辛い。「今日はビデオが撮れたのが収穫です。悪い点はみんなビデオに写っています。しっかりビデオを見て、本気で取り組まないと、日大や電工には勝てません」。
 52−0で勝利したチームの監督とは思えない厳しい口調であり、表情だった。
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2008年04月14日

(3)自ら学ぶ、ということ

 先週の土曜日は、関学で開かれたシンポジウム「人間力を育てるスポーツ競技活動」を聞きに行った。学生部の主催で、ファイターズの諸君は全員出席。他の体育会各部のリーダーとおぼしき学生や一般の聴講者を含め、ざっと400人ぐらいが参加していた。
 最初に武田建先生が基調講演。「スポーツ競技活動におけるコーチング」をテーマに、存分に話をされた。その後、ファイターズの鳥内秀晃監督、ヴィッセル神戸を運営するクリムゾンフットボールクラブの安達貞至社長、大阪市の元中学校教員で、いまは原田総合教育研究所を主宰されている原田隆史所長の3人がパネリストとなって、人間形成と学生スポーツのあり方をテーマにパネル討論があった。
 討論の流れを紹介していたら、概略だけでもこのコラムが終わってしまうので、細かい内容には踏み込まず、印象に残ったことを一つだけ紹介したい。
 それは、人を育てることについての、家庭や指導者の役割の重要性であり、同時に選手が「自ら育とう」とすることの大切さである。
 原田さんは「子どもの答えは家庭にある」とか、「スポーツは心技体プラス生活にある」とかのいい方で、家庭の役割の重要なことを説き、子どもたちが自らの日常生活を大切にする中から育ってくることの意義を説いた。
 安達さんは「家庭が人をつくる」と強調。新卒の選手を採用する場合に、必ず選手の両親と面談することにしており、その結果、この3年間に3人の選手の入団を断った、というエピソードを紹介した。
 鳥内監督は毎年、新しいチームがスタートする前に、1カ月がかりで4年生全員と個別に面談。そこで「君はどんな人間になんねん。目標は何やねん」と問いかけ、その中で、4年生に「自ら考えて」行動することを求めていくと話した。
 それぞれ言葉は異なり、対象としている選手も中学生から大学生まで幅はあるけれども、僕は3人のパネリストの発言を、スポーツで成果をあげようとする選手たちにとって「自立」「自律」「自己責任」が大切と強調した言葉だと受け止めた。そういえば、武田先生も「イメージは言葉に勝り、示すことは教えることに勝り、教えすぎは教えないことより劣る」という有名テニスコーチの言葉を引用し、選手たちに「自ら学ぼうとする」意欲を引き出すことの大切さを説いておられた。「馬を水辺に連れて行くことはできる。しかし、馬が水を飲もうとしない限り、水を飲ませることはできない」という言葉がある。これもまた、この間の事情を表現した警句であろう。
 では、もっとうまくなりたい、もっと速く走れるようになりたい、もっと強く当たれるようになりたい、という選手の意欲をどう引き出し、どう高めていくのか。
 それは原田さんの言われるように「身の回りの整理整頓、清掃、あいさつなど日常の生活をきちんとすることから生まれる」のかもしれない。鳥内監督が紹介されていた前島先生の「君にとっての Mastery for Service とは何か」という問い掛けについて考えることから答えが出せるのかもしれない。あるいはまた「社会人を破って日本1になりたい」という自分たちが作ったスローガンが苦しい試練を乗り越えさせるのかもしれない。
 それこそ、ファイターズの諸君が日々、自分自身に問いかけていることであろう。土曜日のシンポジウムでは、それをあらためて確認したというだけのことかもしれない。
 けれども、3人のパネリスト、さらには基調講演の武田先生も含めて、「自ら学ぼうとすることの大切さ」を強調されていたことは、しっかり記憶しておきたい。どうしようもなく苦しくなったとき、あるいは意味もなく練習のモチベーションが下がってしまった時に、この言葉は、必ず諸君に力を与えてくれるはずだ。
 スポーツを通して「自ら学ぶことの大切さ」「自分に科せられたミッション」に目覚め、そこから行動を起こすことで、人間としての力が鍛えられ、養われていくのである。
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2008年04月07日

(2)はつらつファイターズ

 先週末は、久しぶりにまとまった時間がとれたので、土曜と日曜の2日をかけて、じっくりとUー19グローバルチャレンジボウルのビデオを見た。「ファイターズの連中が活躍していますよ。QB加藤(新2年生・星陵)はなかなかのもんです」という小野コーチの話を聞いていたから、ビデオを見るのをずっと楽しみにしていたのだ。
 期待にたがわぬ素晴らしさだった。試合開始直後から、ファイターズの選手がアップで、またリプレーで写される場面が続出した。
 象徴的だったのが、日本チームのリターンで始まった最初の攻撃シリーズ。QB加藤からWR萬代(新3年生・高等部)へのピッチで攻撃開始。セカンドダウンはWR松原(新2年生・箕面自由)へのパスですぐにダウン更新。途中、RB松岡(新1年生・高等部)のランを挟んで前進し、数プレー後、またも加藤から松原へのパスを通し、一気にゴール前13ヤードに迫る。この好機に呉田(立命)が左サイドを駆け上がってTD。アメフットの本場からきた強豪を相手に、しっかりと試合の主導権を握った。
 さらに第2Q、相手陣47ヤード付近からの攻撃シリーズでも、ファイターズのパス攻撃を体現する加藤と萬代のコンビが見せた。第2ダウン10ヤードという場面で、加藤から萬代へのパスが通り、一気にTD。相手DBと競り合いながら、巧妙に体を反転させてパスをキャッチ、そのまま30ヤードほどを独走した萬代の技巧とスピードが光る。冷静にピンポイントでパスを投げ込んだ加藤の強肩と判断力も素晴らしい。アメリカチームのコーチや選手も「なんだ、こりゃ」(by松田優作)というような驚きの表情。ビデオをスローにして、繰り返し見たが、見れば見るほど素晴らしいキャッチであり、パスだった。
 守備陣も負けてはいない。DE平澤(新2年生・高等部)は前半から再三鋭い出足で、相手の出足を止める。体格では数段上回る相手OLを瞬時にかわして、ボールキャリアに迫るそのスピードがすごい。プレーが終わるたびに彼の顔がアップになる。目立った活躍をしている証拠である。
 後半になると、今度はDB三木(新2年生・岡山東商)の顔がアップになる場面が増えてくる。ランプレー、パスプレー関係なく、素早い状況判断から、思い切りのよいタックルを次々と決める。解説者によると、相手は40ヤードを4秒3で走るスピードランナー。それに速さで負けず、当たり負けしないのだから大したものだ。とてもアメフットを始めて1年足らずという選手には見えない。
 スピードといえば、RB松岡の走りが特筆される。同じ高等部出身で、ファイターズの誇るスピードランナーとして、燦然とした足跡を残している花房氏や三井氏に勝るとも劣らない身のこなしを見せていた。メンバーに選ばれた時点では、まだ高校生というのに、東西の大学のスター選手を押しのけて、デカくて速いアメリカチームを相手に、堂々と渡り合えるのだから大変な素材である。
 もちろん、活躍が目立ったのはファイターズの選手だけではない。日大には恐ろしいスピードと当たりを身につけたDB矢野がいるし、法政には高沢というこれまた難儀なDLがいる。その前に関西リーグで壁となって立ちふさがる立命には、WR呉田、DL十亀、LB菊池など厄介な選手がいっぱいだ。キッカーとパンターを務めた石川選手の飛距離のあるパントも、リーグ戦では脅威となるに違いない。
 そうした才能豊かな選手に混じっても、僕の目にはファイターズの若武者たちの活躍する場面が突き刺さった。これがすごい。大いに期待が持てる。
 もちろん、萬代君がコメントしていた「三原さんをはじめ、昨年の4年生がすごかったから、自然に鍛えられた」ということもあるだろう。持って生まれたアスリートとしての才能もあるだろう。日本チームの攻撃コーディネーターがファイターズOBの大村氏だったことで、ファイターズの選手にとってはなじみのあるプレーコールが多かったのかもしれない。
 それでも、19歳以下の日本のアメフット界を代表する傑出した選手が集まった選抜チームで、ファイターズの面々がはつらつとしたプレーを披露してくれたことは、動かぬ事実である。彼らがチームに合流して、春から夏へとしっかり鍛え、秋のシーズンで思い切り活躍してくれる場面を想像すると、ワクワクしてくる。
posted by コラム「スタンドから」 at 07:27| Comment(1) | in 2008 season

2008年04月02日

(1)本気で日本1

 桜花爛漫。しばらくこのコラムを休んでいるうちに、世間はすっかり春である。上ケ原のサクラも咲きそろった。大学に足を運べば、いかにも新入生と見受けられる初々しい顔が右往左往している。親だけではなく祖父母までが付き添って、時計台を背景に記念写真を撮っているのが、いかにも「いま風」で、ほほえましい。
 ファイターズもまたページをめくり、新しいシーズンが始まる。
 早川主将率いる今年のチームは「本気で日本1」というスローガンをぶち上げたそうだ。気宇壮大。大いなる目標に向かって、存分に戦ってほしい。僕もまたこの1年、「ファイターズの背骨」を追って、このコラムで意識的に書き込んでいこう。
 と、調子よく書いては見たが、ライスボウルが終わって以降、冬から春先の練習はほとんど見ていない。たまに第3フィールドに顔は出すのだが、全体の雰囲気を見るぐらいで、細かいところまでは見えていない。一人一人の動きまでは目に入らないのである。顔と名前の一致しない選手も少なくない。
 それでも、いくつかの感想はある。箇条書きにしてみよう。

1、全体に体がデカくなった印象がある。冬場の取り組みの成果と考えたい。
2、大きな故障者が少ない。例年なら、この時期には、手術を終えてリハビリ中の選手や松葉杖を突いた選手が少なくないのだが、今年は少ないように思う。これもまた冬場のトレーニングの成果だろう。
3、練習の雰囲気が明るい。昨年のチームは、QBの三原君を中心に、春先から「求道者」のようなせっぱ詰まった雰囲気を漂わせていたが、今年はとにかく明るい。ときには「遊んでいる」ように感じられるパートもある。これは甲子園ボウルで敗れたチームと勝ったチームの違いかもしれないし、リーダーの性格の違いかもしれない。
4、守備陣のやる気が目立つ。昨年の甲子園ボウルやライスボウルで、日大や松下電工の強力なオフェンスを相手に苦しんだメンバーがほとんど残っていることとも関係があるのだろう。4年生がしっかり声を出して練習を引っ張っている。
5、新入部員が多数、練習に加わっている。グラウンドに出るのは、まだ週に2回とか3回だけというが、スポーツ推薦組を中心に元気よく動き回っている。

 ざっとこんな所である。
 シーズン最初のコラムが、こんなぼんやりした内容では本当に申し訳ないが、僕の「アメフット頭」はまだ冬眠からさめたばかり。この程度のことしか報告できない。
 まあ、これからボチボチ練習を見学する回数を増やし、徐々に調子を上げていくことにしましょう。
 その代わり、というのも何ですが、昨年、ここに書いたコラムを全部まとめて自費出版しました。『2007年 FIGHTERS 栄光への軌跡』という大げさな名前を付けています。甲子園ボウルに勝ち「大学日本1」に輝いたチームを祝し、昨年の選手、スタッフ全員にプレゼントしました。
 「せっかくの本だから、ファンのみなさんにも手にとってもらったら」という声もあり、少しばかり増刷しました。春の試合に、会場のファイターズグッズ売り場で販売します。興味のある方はお買い求めください。1冊500円です。
    ☆   ☆
 しばらくのご無沙汰でした。新しいシーズンの開幕に会わせて、今季もファイターズを応援するこのコラムを再開します。これまで同様、ご愛読よろしくお願いします。
posted by コラム「スタンドから」 at 19:42| Comment(2) | in 2008 season