2011年06月23日

(12)ゴールデンルーキー続々登場

 「ゴールデンルーキー続々登場」「誰も彼もが大活躍」「上ヶ原に驚異の金脈」「金塊続々発掘」
 例えば、こんな見出しを全部並べても、なお足りないほどの活躍だった。19日、上ヶ原の第3フィールドで行われた桃山学院との試合に出場したルーキーたちのことである。
 この試合は、今春入部した新人たちが本格的に出場する今季「初めて」のJV戦。4月に大産大、5月に近大とのJV戦が組まれたが、そのときはまだ入学したばかりで、試合に出られる状況ではなかった1年生にとっては、実質的には初戦といってもいい試合だった。
 もちろん、これまでの試合でもQB斉藤(中央大付属)、前田(高等部)やWR木戸(高等部)、大園(箕面自由)、RB鷺野(高等部)、米田(箕面)、松岡弟(関大一)、守備ではDL松島(池田)、梶原弟(高等部)DB西山(箕面自由)らが交代メンバーとして、ちょこちょこ出場し、非凡な才能を見せていた。
 だが、スタメンあるいはそれに準じた扱いでルーキーが大量に出場したのは初めてである。その選手たちが誰も彼も、目を見張るような活躍をしてくれた。その一端を順不同で紹介してみよう。
 まずはオフェンスから。WR大園は3度投じられたパスを3度とも確保、それをすべてTDに結びつけるという離れ業を演じた。1本目が5ヤード、2本目が46ヤード、3本目が26ヤード。ボールを手にするたびにTDという、魔術師のようなプレーだった。
 同じWRの木戸も負けてはいない。第3QにQB糟谷から長いパスを受けそのままゴールに走り込んで57ヤードのTDパス。さらにQB斉藤から52ヤードのパスをキャッチして2本目のTD。これまたど派手な活躍だった。
 RB鷺野も目を見張るようなプレーを連発。第1Q糟谷から短いパスを受け、そのまま絶妙なカットバックで26ヤードを走り切ってTDを挙げたのを皮切りに、小気味よいラッシュを連発。相手ディフェンスを翻弄した。キッキングチームのリターナーとしても活躍、3度のリターンで計90ヤードを獲得する好走を見せた。
 QB斉藤の落ち着いたプレーも光った。第3Q半ばから登場し、パスで3本、ランで3本のTDを演出した。投げてよし、走ってよし。物怖じせず、落ち着いたプレーぶりはさらによし。毎年のように能力の高いQBが輩出するファイターズにあっても、出色の才能を感じさせる選手である。
 守備も負けてはいない。まずは記録に名前を刻んだ選手から。グラウンドに登場した直後にインターセプトを決めたのがDB西山。同じDBの村岡(足立学園)は、この日が初めての出場だったが、その最初のプレーでインターセプトを決め、26ヤードをリターンした。ともに、身のこなしが軽やかなアスリート。将来のディフェンスを引っ張っていく存在だろう。
 同じくDLの松島は187センチ、105キロの巨体と突破力を生かしていきなりQBサック。ここまでの派手さはなかったが、DL陣では岡部、梶原弟の高等部コンビに国安(足立学園)が元気のよいプレーを見せた。DBの国吉、林の高等部コンビの動きも目についた。
 こうして、この日活躍した選手の名前を挙げていくだけでも、今回のコラムは分量を超過してしまいそうだ。だが、ほかにもまだベールを脱いでいない有望なルーキーがいる。「もう、上のレベルでやれることは分かっているから」(鳥内監督)という理由で、この日は試合の準備をせず、筋力トレーニングに専念していたRBの松岡弟や米田らのことである。次週以降のJV戦には、順次登場するそうなので乞うご期待というところだ。
 ファイターズは毎年、関西だけでなく東京地区にまで目を向けて、有望な新人をリクルートしている。その選手たちが学年を重ねるたびに成長し、チームの主力となっていくのだが、それにしても今年は将来性を感じさせる選手が多い。まるで宝の山である。
 これだけの選手を集めることができたのは、長年、全国に目を向けて、地道にリクルート活動を続けてきた宮本ディレクター補佐や、それを助けるリクルート担当マネジャーらの努力のたまものである。コーチや監督もあらゆるつてをたどり、機会あるごとに高校に足を運んで高校の指導者との関係を深め、選手の発掘に努めている。こういう努力が実を結んで、ゴールデンルーキーたちがファイターズの門を叩いてくれたのだ。
 そのリクルート活動の苦労の一端を知っている僕としては、この選手たちの華やかなデビューを見ながら、それを喜び、同時に「どうかこのまま順調に育ってほしい」と心から祈っていたのである。
posted by コラム「スタンドから」 at 09:22| Comment(1) | in 2011 season
この記事へのコメント
 鳥内監督が、今年は1回生に目を掛けている事を石井さんのコラムの中で目にしたように記憶しています。本当に石井さんが仰る出色の感じがします。楽しみなファイターズのこれからです。
 しかしうれしい危惧も伴います。これだけの可能性を示しかけている下回生を蕾のまましぼませることがないのだろうかと。
 
Posted by 頑張れ、ファイターズ! at 2011年06月23日 13:41
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